2009年12月20日日曜日

Alix.3d3でNanoBSDを動かす(3) ~ブートするまで~

なんとかCFが出来たので、早速ブートさせてみました。すると、

  • ブート時に出るはずのOS選択画面が表示されない
  • ローカルディスクのマウントでハングする
という問題が発生しました。
NanoBSDのデフォルト設定は組み込みシステム向けになっているため、ブートローダーとしてはboot/boot0sioを使うようになっているのですが、Alix.3d3はオンボードのVGAを持っているので普通のブートローダーboot/boot0を使うようにする必要がありました。また、このページの情報によると、boot0cfgのオプション設定も変更する必要があるということなので、コンフィグファイルを次のように変更して、再構築しました。
NANO_MEDIASIZE=7835184
NANO_HEADS=16
NANO_SECTS=63
NANO_BOOT0CFG="-o nopacket -s 1 -m 3"
NANO_BOOTLOADER="boot/boot0"
出来上がったイメージファイルをCFに書き込んで、ブートさせてみたところ、無事にOS選択画面が表示されブートを始めたのですが、やはりローカルディスクのマウントでハングします。
ネット上で、NANO_HEADSやNANO_SECTSが実際のメディアと一致していないと、ローカルディスクのマウントでハングするという情報も見つけたので、設定を変えて何度かCFを作り直したりしたのですが、一向に状況が変わりません。途方に暮れつつ、色々ググってみたところ、こんなページを発見しました。結局、VGAが載っているAlixのボードでNanoBSDを動かすためには、電源管理インタフェースとしてACPIではなくAPMを使うようにBIOSの設定を変える必要があるのだそうです。で、そのようにBIOSの設定を変更したところ、無事ブートしてくれました。
ここまで到達するのにかなり時間を使っていたので、ホッとしました。



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